独立準備:開店資金
独立するためにはお金が必要です。
これは自己資金、他人の資金どちらでもかまいませんが、
飲食店で独立をしようと思ったら、最低300万円は必要だと思います。
規模によっては100万円くらいでお店を開店できるのですが、
運転資金が無いとあっという間に潰れてしまいます。
資金の調達方法ですが、自己資金でしたらやはり貯金です。
飲食店で働きながら、ノウハウを勉強させてもらいつつ、貯金を貯めるのが理想かなと思います。
他人資本では親からの援助や妻の貯金(笑)、友達からの出資など。
次に借り入れです。
親や友達から借りる。銀行や国民金融公庫から借りる。
次に私の周りでも少ないのですが、ベンチャーキャピタル?のような出資です。
特に都心だと「出資をしてあげる」という人に出会う可能性も無くはないそうです。
ただ出資扱いだと好きな店を作ると言うわけにはいかず、
出資者の意見がかなり強くなることもあり、トラブルになることもあると聞いてます。
私は起業するときは自己資金と他人からの出資でまかないました。
1店舗目は銀行から設備投資で借り入れをしました。
2店舗目は国民金融公庫です。
3店舗目の予定は地元の信金で借り入れを行います。
おすすめは100%自己資金です。
理由は自分だけの責任で経営判断ができること、迷惑を周りにかけずに済む点です。
自己資金が無くなったら、撤退してまた一からやろうと思えます。
これが借り入れ~千万!とかだとしばらく再起不能です(笑)
私の場合、起業してから数年は赤字でした。
その状況に我慢ができなくなった出資者が金を返せと言ってきて、
かなりもめました。
自分の給料も払えるかどうかの状況の中、その人の株を全部出資した金額で買い取りをした時は本当に大変でした。
他人の資本を受け入れるというのはもめるリスクと隣り合わせだということを認識しておかなければなりません。
しかももめるときは経営状況が悪くても揉めますが、良くても揉めるんです(笑)
次におすすめの貯金の方法ですが、一番は定期積み金で引き落としにしてもらうのがいいかと思います。
毎月一定額を引き落としで貯金してくれるので、必ず貯まります。
あとは実家に住む、安いアパートに住む、車を持たない、保険を見直すなど。
私の場合、生活必需のお金以外ギリギリまで引き落とし、
その残ったお金で頑張ってやりくりする生活をしていました。
資金があると選択肢が増えます。
飲食店を経営するときに選択肢は多い方が潰れにくいです。
できる限り、お金を用意しておくことをおすすめします。